医療情報サイト『Oncology Tribune』に書評を寄稿しました。
書評
日本では国民病といわれる「がん」について学校教育で習うことはほとんどありません。そのため、がん患者さんもその家族も含めて、多くの人が「がん」に対する基本的な知識に乏しく、「トンデモ医療」と呼ばれる誤った治療や予防法に振り回されてしまう危険があります。
そこで、医療データ分析の専門家として米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校の津川友介先生、日本医科大学の勝俣範之先生、米・アラバマ大学バーミングハム校の大須賀覚先生の3人のがん専門家が英知を結集して世に送り出した本が、この
です。
本書は医者や研究者でなくてもがんに関する正しい情報を得ることができ、誤った情報にだまされずに済む、いわゆるトンデモ医療情報の免疫をつけるワクチン本です。がん治療に携わる高名な3氏が執筆された科学的根拠に基づいた最も正しいがんの情報本です。がんを患った患者さんやその家族はもちろんのこと、がん診療に関わる医療者も目を通していただきたい1冊です。
私も引き続き正しい知識・情報の入手に励み、今後も学会や研究会、さまざまなメディア・SNSを通じた発信を継続していきたいと思わされました。
詳細は『Oncology Tribune』に掲載されています。
今後もがん診療に関連するような書籍に関しては適宜紹介したいと思います。