キュート先生の『肺癌勉強会』

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【医師の心得1000】考えて行動しよう

 若い研修医の先生方にお伝えしたいことを『#医師の心得1000』というハッシュタグでツイートしています。時々、このブログでも取り上げたいと思っています。

 

キュート先生の経験

多くの研修医の先生を指導してきましたが、当たり前ですがわたくしも研修医でした。

特に医師になりたての数か月は看護スタッフに呼び止められるのが恐怖でしかなかったような記憶がありますが、皆さまはどうでしょうか。

 「〇〇さん、眠れないって言っています」

 「××さん、便が硬いんでどうにかして下さい」

 「△△さん、点滴とるの難しいんで、この点滴要りますか」

 一つ一つの会話がその場で答えられず、どうすればいいかも全く分からなかったので、上級医の先生に逐一報告していましたが・・・

 

 「先生はどうしたいの?」

 

と。

 

分からない質問を上級医に聞くことは大事なことですが、看護スタッフに言われたことをそのまま上級医に伝えるのであれば、先生は必要ありませんよね。

 

緊急時、急ぎの問題に関して、すぐに上級医に伝えることは大事ですが、そもそも看護スタッフも急を要するような問題に関しては研修医を通さない可能性もありますが、一度自分の頭で考えてみましょう。

 

その場で調べたり、ベッドサイドで患者さんにお話をお伺いしたり、診察したり、前のカルテをさかのぼってみたり、といろいろできることはあるかと思います。

 

もちろん緊急時はその限りではありませんが、そのままそっくり上級医に伝言するのでは、厳しいようですが研修医の先生が居る意味がないですよ。

 

明日からは「考えて」「行動」してみよう!