「日本肺癌学会」から肺癌学会COVID-19対策ステートメント作成ワーキンググループより『COVID-19パンデミックにおける肺癌診療:Expert opinion』が発表されました。
内容はこの新型コロナウイルス感染症拡大下における肺癌の診断や各病気別の治療、各病態別治療など具体的な治療に対してワーキンググループで検討し感染リスクと治療効果について評価がなされています。
多くの肺癌診療に携わる医療従事者にぜひ参考にして頂きたい内容です。
ただ、新型コロナウイルス感染症の状況は時々刻々と変化していることと、地域や病院ごとに医療資源、症例の背景などが異なるため、全ての医療機関でこのステートメントが当てはまるわけではありません。
今後、近いうちにやってくる感染の第2波の可能性に対応することに重きが置かれていますので、本ステートメントを参考にして各医療機関で肺癌症例に不利益のないように適切に対応できればと考えられています。