『CIGARETTE SMOKING AND SUBSEQUENT RISK OF LUNG CANCER BY HISTOLOGIC TYPE IN MIDDLE-AGED JAPANESE MEN AND WOMEN: THE JPHC STUDY』(Int J Cancer 2002;99:245)より
要約
- 禁煙20年後に肺癌リスクは非喫煙者と同じになる
キュート先生の視点
本研究は2002年に日本内科学会たばこ対策推進委員会が行った研究で祖父江先生が発表されています。
禁煙による肺癌リスク低下は、現喫煙者が4倍以上の肺癌リスクなのに対し、禁煙後
-9年以内 →3倍
-10-19年 →1.8倍
-20年以上 →1倍
に肺癌リスクが低下することが示されました。
喫煙は肺癌発生のリスクファクターですし、まだ肺癌を発症していない喫煙者も禁煙することで肺癌発生のリスクを抑えることができます。