【これは読もう🤗】
— キュート先生🤗呼吸器内科医 (@cutetanaka) 2019年10月26日
『チームで取り組む 免疫チェックポイント阻害薬治療』
著者の1人 おうちゃん先生@ouyamagu から紹介頂きました🤗🤗🤗#中外医学社 pic.twitter.com/fgC6oECKsX
書評
現在、多くのがん種で免疫治療、免疫チェックポイント阻害薬が保険適応となり、広くがん患者さんの治療に使われているものと思います。
肺がんに関しても2015年に非小細胞肺がんに対して「ニボルマブ(オプジーボ®)」の2次治療での論文が出て以降、この5年でニボルマブ、ぺムブロリズマブ、アテゾリズマブ、デュルバルマブと立て続けにエビデンスが確立し、実臨床でも使用できるようになりました。
本書は埼玉医科大学の各務教授監修のもと、呼吸器内科の山口央先生を中心に現在各種がん治療に対して使用されている「免疫チェックポイント阻害薬治療」のまさに「ポイント」について深く解説されております。
内容は
①免疫チェックポイント阻害薬について
②チーム医療
③免疫関連有害事象の実際と対応
とがん診療に携わる医師に対しても詳しく、医師以外の医療従事者にも分かりやすく書かれています。特に編著者には埼玉医大の薬剤部や看護部の方々も含まれ、看護師さん、薬剤師さんの視点でも書かれており、「チーム医療」に重きが置かれておりますのでがん治療に携わる多くの医療者に必見の書となっています。
呼吸器内科や腫瘍内科の先生のみならず、免疫治療を扱う医療者全員に基本的知識としてぜひ読んで頂きたい1冊です。