病気はコロナだけではない
通勤時に『NewsPicks』を見ていて震えました。
「医療崩壊」という言葉は、人によって定義も、受け止め方も、感じ方も異なりますが、通常の医療が行えていない時点で「医療崩壊」と呼んでいいのではないでしょうか。
日本は諸外国に比べ、医療へのアクセスが容易な国です。
熱が出たら・・・病院。
咳が出たら・・・病院。
血圧が高ければ・・・病院。
酔っぱらったら・・・それもまた病院・・・。
今まで容易に病院へ受診できた反面、コロナ以外の患者や傷病者を受け入れるスペースが削られる、ということは、今まで当たり前のように受けられていた医療が受けられなくなっているということを頭に入れておく必要があります。
肺がん診療でも
現在、治療中の患者さんが不利益がないように検査や治療スケジュールを組んでいくつもりですが、外来診療スペースも変わってきていますし、検査も容易にできなくなってきていますし、入院病床が限られてきています。
病気はコロナだけではない・・・
ということを多くの人に理解頂いて、相応の対策を立てて欲しい・・・と医療の現場から望んでいます。
【救命センター 傷病者向け病棟閉鎖】
— キュート先生🤗田中 希宇人 (@cutetanaka) 2020年12月6日
恐れていたことが‥現実に起こりつつあります。病院で診るべき病気はコロナだけではない‥と分かりつつもこのような対応をするしかない。今まで医療へのアクセスが容易だった日本だけに‥年末に向けては相当厳しい状況と考えられます。https://t.co/IFV6zXKpta