キュート先生の『肺癌勉強会』

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【PICKs】テレワークやオンライン化の流れを上手に活用したい

『News Picks』にコメントしました。

テレワーク導入後26%の企業がもうやめちゃったの?

新型コロナウイルス感染症拡大下で多くの企業で「テレワーク」が導入されました。もちろん医療業界では病院に患者さんが実際に入院して診療しなければいけませんので、全てがテレワーク、というわけにはいきませんが、そんな病院業務でも「電話再診」なる電話を通して診療や処方を行うことが当院でも開始されました。

 

このニュースでは、そもそもテレワーク自体を導入しなかった会社もあり、会社の規模の小さい中小企業では48%が一度もテレワークを行わなかったと回答し、規模の大きい大企業では15%と会社の規模によって導入自体もだいぶ異なることにも注目です。

 

今後、コロナ感染が落ち着く方向に向かえばよいのですが、画期的な治療薬やワクチン開発に時間がかかることを勘案すると、しばらく、それは年単位を意味しますが、「プラス感染対策」の意識を持つことが重要になってきます。企業でも医療機関でもそれは同じことです。

 

今後のウィズコロナ時代のキーワードは「感染対策」「非接触」「オンライン」などと言われますが、病院でもここでいみじくも導入された「テレワーク」やオンライン化、IT化の流れを今後も上手に活用できればと思います。

 

もちろん電話での診察は、患者さんの顔色も分かりませんし、検査もできないので、今までの診療スタイルと比較すれば問題点も多いですが、肺に基礎疾患のあるわたくしの受け持つ患者さんたちが外出するリスクや病院で滞在するリスクを考えるとそれもありかな、と思います。

 

ウィズコロナ時代、ニューノーマルのカタチとして、多くの社会でうまくこの「テレワーク」が活用されることを切に願います。

 

ブログ『肺癌勉強会』では『News Picks』でのコメントや気になる記事を気の向くままに取り上げたいと思っています。