キュート先生の『肺癌勉強会』

肺癌に関連するニュースや研究結果、日常臨床の実際などわかりやすく紹介

肺癌の基礎

【2021年 今年の1冊】 deleteC代表理事 中島ナオとは…『がんをデザインする』

2021年 今年の1冊は『がんをデザインする』 今年4月20日、38歳で他界された『deleteC』代表理事であり QOLデザイナーでもある中島ナオさんの著書を ゆっくり読ませて頂きました。 1ページごとに心に突き刺さる言葉や写真のご本人は もうこの世に居ません。 …

【note連載②】肺癌の検査① -組織型を明らかにしよう-

新連載!第2章を公開しました 先月から日本医事新報社さんと協力してnoteで連載を開始しています。 『肺癌診療のキホン-研修医が知っておきたい診療のリアルワールド-』 という題名で肺癌の病態、診断、治療のことなど かみ砕いて解説しています。 第1回目は…

【note連載①】肺癌診療の基礎 -診断~治療まで-

新連載開始しました! 日本医事新報社と協力してnoteで連載を開始しました。 『肺癌診療のキホン-研修医が知っておきたい診療のリアルワールド-』 という題名で肺癌の病態、診断、治療のことなど かみ砕いて解説していきます。 内容は研修医でも理解できるレ…

【新連載開始!】『キュート先生が教える!肺癌診療のキホン』note連載のご報告

新連載開始!『キュート先生が教える!肺癌診療のキホン』 ご報告です。 このたび、日本医事新報社さんと協力して noteで「肺がん」についての連載を開始します。 わたくしの肺がん診療の経験や知識が 多くの方の役に立つものと考えて企画しました。 題名は…

【YouTubeライブ】SNS医療のカタチONLINE に出演しました

YouTubeライブ『肺がんを治したい』に出演しました! 「SNS医療のカタチ」のヤンデル先生こと市原真先生、けいゆう先生こと山本健人先生、ほむほむ先生こと堀向健太先生、大塚篤司先生にお声掛け頂き4月4日にお話しさせて頂きました。 内容は 〇肺がんの治療…

【まとめ】非小細胞肺がんの骨転移に対する一般的な治療

はじめに 肺がん診療で扱う病態はとても幅広く、多くの検査や治療が存在するため、 専門家でもかなり難しくなっていると最近とても感じています。 呼吸器や腫瘍を専門にしている医師でも難しいと感じているのですから、 患者さんや患者さんの家族がご自身で…

タバコを全く吸ったことがない人と比べ過去喫煙者・現喫煙者では生涯で肺がん発症リスクが上昇

『Estimating lifetime and 10-year risk of lung cancer』(Preventive Medicine Reports 2018;11:125)より まとめ 全くタバコを吸ったことがない人と比べ過去喫煙者、現喫煙者では生涯で肺がんを発症するリスクが上がる。 キュート先生の視点 西スイスの…

【お知らせ】肺がんのYouTubeライブ『肺がん治療の軌跡』やります!

YouTubeライブ『肺がん治療の軌跡』やります! 動画で分かりやすい医療情報を発信している 「YouTubeクリニック」の東大 放射線治療科 上松正和先生にお声掛け頂き YouTubeライブを行うことになりました。 日時:2021年2月22日(月)21:00- 内容:「肺がん治…

がん患者さんに対する新型コロナワクチン

ワクチンについて ワクチンとは、人工的に人の身体の中に免疫/抵抗力を作り出すことです。 人の体は、例えば麻疹(はしか)という病気があります。 通常は小さい頃にかかって熱が出たり、発疹が出たりする病気ですが、 一度かかって自然に治ると麻疹にかから…

がん診療と新型コロナウイルス感染症 患者さん向けQ & A 第3版

がん診療と新型コロナウイルス感染症 患者さん向けQ & A 第3版 日本癌治療学会・日本癌学会・日本臨床腫瘍学会の3学会合同で作成された『がん診療と新型コロナウイルス感染症 患者さん向けQ & A 第3版』が公開されました。 患者さん向けではありますが、現時…

【キーワードは『#whydeleteC』】がん研究を支えよう!deleteC HOPE2021キャンペーン

がん研究を支える「deleteC」の新しい企画『HOPE2021』 がん治療研究を応援する非営利活動法人「deleteC」の新しい企画が発表されました。 その名も HOPE2021 です。 「deleteC」では「がん」に対して関われなかった個人・企業・さまざまな立場の人たちをつ…

【最新版】『肺癌診療ガイドライン 2020年版』発刊

最新の『肺癌診療ガイドライン 2020年版』発刊 1月18日に『肺癌診療ガイドライン 2020年版』が発刊されました。 今までにも何回か紹介しましたが、注目の改訂ポイントは ■新しいドライバー変異に「MET」が追加 ■「ニボルマブ+イピリムマブ併用療法」の「IOIO…

ペメトレキセド5サイクル以上投与できた症例でもぺムブロリズマブ追加でPFS有意に延長

『Pemetrexed maintenance with or without pembrolizumab in non-squamous non-small cell lung cancer: A cross-trial comparison of KEYNOTE-189 versus PARAMOUNT, PRONOUNCE, and JVBL』(Lung Cancer 2021;151:25)より まとめ ペメトレキセド5サイク…

【完全保存版】先進医療ってナニ?

「先進医療」とは 海外や国内の基礎研究/臨床研究で効果がある程度認められているものの、国が承認して保険適応にするほど信頼性の高いデータが得られていない治療法 のことです。 厚生労働省が 保険給付の対象とすべきかどうかについて、適正な医療の効率的…

やはり!抗がん剤の治療強度を落としすぎると生存期間も短縮

『Dose intensity correlate with survival in elderly patients treated with chemotherapy for advanced non-small cell lung cancer』(Lung Cancer 2009;66:94)より まとめ 高齢者肺癌で抗がん剤の治療強度(RDI)が80%未満に減ると生存期間も短縮 要約…

全がん種 10年生存率 58%(国立がん研究センターの報告より)

国立がん研究センターは全国がんセンター協議会と協力し、加盟32施設の診断治療症例について部位別に「5年生存率」「10年生存率」を集計し一般公開しました。 今回の公表のポイントは -部位別5年生存率について、2010年から2012年に診断治療を行った148,226…

【書評・執筆】看護技術~コロナ禍のがん診療の現場で何が起きているか~

執筆しました メジカルフレンド社の『看護技術 2020年12月号』に「コロナ禍のがん診療の現場で何が起きているか」の題名で執筆いたしました。 内容は詳しくお伝えできませんが・・・ COVID-19流行下でがん診療の現場で起きている問題について、患者さんの立…

『肺癌診療ガイドライン』改訂

『肺癌診療ガイドライン 2020年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む』改訂 11月13日に肺癌学会にあわせて『肺癌診療ガイドライン』が改訂されました。 主な改訂ポイントとしましては ■新しいドライバー変異に「MET」が追加 ■「ニボルマブ+イピリムマブ併用療法…

第61回 日本肺癌学会学術集会 閉幕

第61回 日本肺癌学会学術集会 閉幕 先週11月12日~14日までの3日間、岡山で行われていた『日本肺癌学会学術集会』が無事閉幕致しました。 既治療非小細胞肺がんでのナブパクリタキセルのドセタキセルとの非劣性を示した『J-AXEL試験』、ニボルマブとイピリム…

学会参加費の元を取れるか!『第61回 日本肺癌学会学術集会』開幕!

『第61回 日本肺癌学会学術集会』開幕! 本日から3日間、岡山にて『第61回 日本肺癌学会学術集会』が開催されます。 現地とオンラインでのハイブリッド開催ですので、忙しい日常診療の合間でも、岡山が遠くても参加できる可能性がありますし、オンデマンドで…

「#JLCS20」ハッシュタグ発信 第61回 日本肺癌学会学術集会@岡山

肺癌学会 ハッシュタグ発信「#JLCS20」 2020年11月12日(木)~14日(土)まで岡山にて『第61回 日本肺癌学会学術集会-肺癌撲滅を目指して2020-』が開催されます。 会長は岡山大の木浦勝行先生です。 昨年も勝手に行わせて頂きましたが「ハッシュタグ発信」…

【書評】ホスピタリスト ~ホスピタリストのための画像診断①胸部・縦隔編~

書評 東大病院放射線科 前田恵理子先生が編集された『ホスピタリスト 画像診断①胸部・縦隔編』を紹介したいと思います。 呼吸器内科医はほぼ毎日胸部X線やCTを見て肺がん、肺炎、呼吸不全など多くの呼吸器疾患の患者さんの診療に当たっています。 わたくし達…

【Medical Tribune動画】第61回 日本肺癌学会の注目ポイントは?

医療情報サイト『Medical Tribune』に来週岡山で行われる「第61回 日本肺癌学会学術集会」での見どころについてコメント動画をアップしました。 肺癌学会の注目演題4選 3日間の会期中に行われる演題から4演題をピックアップしました。 プレナリーセッション…

『肺癌患者におけるPD-L1検査の手引き』第2.0版 公開

『肺癌患者におけるPD-L1検査の手引き 第2.0版』 日本肺癌学会バイオマーカー委員会より。 『肺癌患者におけるPD-L1検査の手引き 第2.0版』が公開されました。 主な変更点は ■がん免疫治療についての概説を省き、承認状況をまとめて記載した。 ■抗 PD-1 抗体…

免疫治療と放射線治療の併用で無増悪生存期間も全生存期間も延長

『Pembrolizumab with or without radiotherapy for metastatic non-small-cell lung cancer: a pooled analysis of two randomised trials』(Lancet Respir Med 2020, published on Oct.20)より まとめ ぺムブロリズマブと放射線治療の併用でPFS/OSいずれ…

【書評】患者の心得-高齢者とその家族が病院に行く前に知っておくこと-

【受診前に読んでおきたい指南書】けいゆう先生こと山本健人先生@keiyou30の新刊『患者の心得』を拝読しました。病院の受診は不安が多いですよね‥特にご高齢者が受診される際に知っておきたい注意やコツが先生のご経験を踏まえて分かりやすく解説されていま…

COPD患者の肺がん合併率は6%

『Analysis of comorbid factors that increase the COPD assessment test scores』(Respir Res 2014;15:13)より COPD症例の肺がん合併率は6% 昨日もお伝えしましたが、COPD(慢性閉塞性肺疾患)はタバコに関連する重要な肺の病気のうちの一つです。 COPD…

「COPD」と診断されることが独立した肺がんの危険因子

『COPD prevalence is increased in lung cancer, independent of age, sex and smoking history』(Eur Respir J 2009;34:380)より 肺がん症例のCOPD有病率は肺がんのない喫煙者と比べ6倍 タバコによる肺の有名な病気のうちの一つに「COPD」(慢性閉塞性肺…

肺がん完全切除例では術前に痩せていると生存期間不良

『Impact of the preoperative body mass index on the postoperative outcomes in patients with completely resected non-small cell lung cancer: A retrospective analysis of 16,503 cases in a Japanese Lung Cancer Registry Study』(Lung Cancer 20…

【NADIM】ステージIIIA非小細胞肺がんの周術期ニボルマブで24カ月時点での無増悪生存率は77.1%

『Neoadjuvant chemotherapy and nivolumab in resectable non-small-cell lung cancer (NADIM): an open-label, multicentre, single-arm, phase 2 trial』(Lancet Oncol 2020)より まとめ ステージIIIA非小細胞肺がんの周術期ニボルマブで24カ月時点での…