キュート先生の『肺癌勉強会』

肺癌に関連するニュースや研究結果、日常臨床の実際などわかりやすく紹介

肺癌の基礎

【がん死亡が減る】受けるべき 6つの がん検診

★このポストは『国立がん研究センター 社会と健康研究センター がん検診ガイドライン』を参照にしています。 国立がん研究センターが勧める6つのがん検診 がん専門病院である国立がん研究センターが勧める がん検診は以下の6つです。 ①胃がん:胃透視/胃内視…

禁煙に遅すぎるはない? 禁煙で肺がん発症リスク減少

Smoking, smoking cessation, and lung cancer in the UK since 1950: combination of national statistics with two case­control studies(BMJ 2000;321:323) イギリスで検証された喫煙/禁煙と肺癌発症のリスクを評価した大規模コホート研究を紹介します…

EGFR陽性非小細胞肺癌にTKIを使用しないとどうなるの?(イシヤク寄稿記事)

医師向け薬剤比較アプリ『イシヤク』内の肺癌トピックに寄稿した記事を紹介します。 EGFR陽性非小細胞肺癌にTKIを使用しない選択肢は? 基本的にあり得ません。 一般的にドライバー変異陽性非小細胞肺癌に対して、それぞれの遺伝子変異に対応する標的治療を…

【PEARLS/KENOTE-091】 完全切除後のぺムブロリズマブは有意に無病生存期間を延長

Pembrolizumab versus placebo as adjuvant therapy for completely resected stage IB–IIIA non-small-cell lung cancer (PEARLS/KEYNOTE-091): an interim analysis of a randomised, triple-blind, phase 3 trial(Lancet Oncol 2022, Published OnlineSe…

【UKLS】低線量CTは肺がんの死亡率低減に有効?(Medical Tribune連載より)

医療情報サイト「メディカルトリビューン」さんの連載「みんなで肺がん注目論文 徹底検証しちゃいました」の紹介です。この企画は肺がん診療に重要な論文を、第一線で活躍される先生方とわたくしキュート先生で徹底的に検証しよう、という内容になっています…

【ラジオ出演】ニッポン放送 『坂本梨紗のヘルシー・メルシー』

「肺がん」についてお話ししました 約2年ぶりに出演させて頂きました。 ニッポン放送 『中外製薬プレゼンツ坂本梨紗のヘルシー・メルシー!』 7月3日(日) 19:00〜 (田中の出演は19:45くらいから) 一般の方向けに 「肺がん」についてお話しいたしました。…

【イシヤク】医師向け薬剤比較アプリ『イシヤク』 3つの魅力

今日は日常診療で使う薬剤のアプリの紹介です。 医師向け薬剤比較アプリ『イシヤク』は、 忙しい外来の合間でもパッと薬剤を比較できる点が特徴の薬剤検索ツールです。 全ての機能が完全無料です。 わたくしもこのアプリをスマホに搭載して日常診療で活用し…

肺がん発症も抑えちゃうの?IPFに対する抗線維化薬

Impact of antifibrotic therapy on lung cancer development in idiopathic pulmonary fibrosis(Thorax. 2022 Mar 30;thoraxjnl-2021-218281. doi: 10.1136/thoraxjnl-2021-218281. Online ahead of print.) 浜松医大のグループからの報告です。 特発性肺…

【J-AXEL】既治療非小細胞肺がんへのナブパクリタキセル(Medical Tribune連載より)

医療情報サイト「メディカルトリビューン」さんの新しい連載「みんなで肺がん注目論文徹底検証しちゃいました」が2021年夏からスタートしました。この企画は肺がん診療に重要な論文を、第一線で活躍される先生方とわたくしキュート先生で徹底的に検証しよう……

【知ってた?】COPD治療介入でCOPD合併肺がんの予後が改善

『Survival impact of treatment for chronic obstructive pulmonary disease in patients with advanced non‑small‑cell lung cancer』(Sci Rep 2021;11:23677)より まとめ COPD治療はCOPD合併肺がんの予後を改善する キュート先生の視点 京都大学の呼吸…

【2021年 今年の1冊】 deleteC代表理事 中島ナオとは…『がんをデザインする』

2021年 今年の1冊は『がんをデザインする』 今年4月20日、38歳で他界された『deleteC』代表理事であり QOLデザイナーでもある中島ナオさんの著書を ゆっくり読ませて頂きました。 1ページごとに心に突き刺さる言葉や写真のご本人は もうこの世に居ません。 …

【note連載②】肺癌の検査① -組織型を明らかにしよう-

新連載!第2章を公開しました 先月から日本医事新報社さんと協力してnoteで連載を開始しています。 『肺癌診療のキホン-研修医が知っておきたい診療のリアルワールド-』 という題名で肺癌の病態、診断、治療のことなど かみ砕いて解説しています。 第1回目は…

【note連載①】肺癌診療の基礎 -診断~治療まで-

新連載開始しました! 日本医事新報社と協力してnoteで連載を開始しました。 『肺癌診療のキホン-研修医が知っておきたい診療のリアルワールド-』 という題名で肺癌の病態、診断、治療のことなど かみ砕いて解説していきます。 内容は研修医でも理解できるレ…

【新連載開始!】『キュート先生が教える!肺癌診療のキホン』note連載のご報告

新連載開始!『キュート先生が教える!肺癌診療のキホン』 ご報告です。 このたび、日本医事新報社さんと協力して noteで「肺がん」についての連載を開始します。 わたくしの肺がん診療の経験や知識が 多くの方の役に立つものと考えて企画しました。 題名は…

【YouTubeライブ】SNS医療のカタチONLINE に出演しました

YouTubeライブ『肺がんを治したい』に出演しました! 「SNS医療のカタチ」のヤンデル先生こと市原真先生、けいゆう先生こと山本健人先生、ほむほむ先生こと堀向健太先生、大塚篤司先生にお声掛け頂き4月4日にお話しさせて頂きました。 内容は 〇肺がんの治療…

【まとめ】非小細胞肺がんの骨転移に対する一般的な治療

はじめに 肺がん診療で扱う病態はとても幅広く、多くの検査や治療が存在するため、 専門家でもかなり難しくなっていると最近とても感じています。 呼吸器や腫瘍を専門にしている医師でも難しいと感じているのですから、 患者さんや患者さんの家族がご自身で…

タバコを全く吸ったことがない人と比べ過去喫煙者・現喫煙者では生涯で肺がん発症リスクが上昇

『Estimating lifetime and 10-year risk of lung cancer』(Preventive Medicine Reports 2018;11:125)より まとめ 全くタバコを吸ったことがない人と比べ過去喫煙者、現喫煙者では生涯で肺がんを発症するリスクが上がる。 キュート先生の視点 西スイスの…

【お知らせ】肺がんのYouTubeライブ『肺がん治療の軌跡』やります!

YouTubeライブ『肺がん治療の軌跡』やります! 動画で分かりやすい医療情報を発信している 「YouTubeクリニック」の東大 放射線治療科 上松正和先生にお声掛け頂き YouTubeライブを行うことになりました。 日時:2021年2月22日(月)21:00- 内容:「肺がん治…

がん患者さんに対する新型コロナワクチン

ワクチンについて ワクチンとは、人工的に人の身体の中に免疫/抵抗力を作り出すことです。 人の体は、例えば麻疹(はしか)という病気があります。 通常は小さい頃にかかって熱が出たり、発疹が出たりする病気ですが、 一度かかって自然に治ると麻疹にかから…

がん診療と新型コロナウイルス感染症 患者さん向けQ & A 第3版

がん診療と新型コロナウイルス感染症 患者さん向けQ & A 第3版 日本癌治療学会・日本癌学会・日本臨床腫瘍学会の3学会合同で作成された『がん診療と新型コロナウイルス感染症 患者さん向けQ & A 第3版』が公開されました。 患者さん向けではありますが、現時…

【キーワードは『#whydeleteC』】がん研究を支えよう!deleteC HOPE2021キャンペーン

がん研究を支える「deleteC」の新しい企画『HOPE2021』 がん治療研究を応援する非営利活動法人「deleteC」の新しい企画が発表されました。 その名も HOPE2021 です。 「deleteC」では「がん」に対して関われなかった個人・企業・さまざまな立場の人たちをつ…

【最新版】『肺癌診療ガイドライン 2020年版』発刊

最新の『肺癌診療ガイドライン 2020年版』発刊 1月18日に『肺癌診療ガイドライン 2020年版』が発刊されました。 今までにも何回か紹介しましたが、注目の改訂ポイントは ■新しいドライバー変異に「MET」が追加 ■「ニボルマブ+イピリムマブ併用療法」の「IOIO…

ペメトレキセド5サイクル以上投与できた症例でもぺムブロリズマブ追加でPFS有意に延長

『Pemetrexed maintenance with or without pembrolizumab in non-squamous non-small cell lung cancer: A cross-trial comparison of KEYNOTE-189 versus PARAMOUNT, PRONOUNCE, and JVBL』(Lung Cancer 2021;151:25)より まとめ ペメトレキセド5サイク…

【完全保存版】先進医療ってナニ?

「先進医療」とは 海外や国内の基礎研究/臨床研究で効果がある程度認められているものの、国が承認して保険適応にするほど信頼性の高いデータが得られていない治療法 のことです。 厚生労働省が 保険給付の対象とすべきかどうかについて、適正な医療の効率的…

やはり!抗がん剤の治療強度を落としすぎると生存期間も短縮

『Dose intensity correlate with survival in elderly patients treated with chemotherapy for advanced non-small cell lung cancer』(Lung Cancer 2009;66:94)より まとめ 高齢者肺癌で抗がん剤の治療強度(RDI)が80%未満に減ると生存期間も短縮 要約…

全がん種 10年生存率 58%(国立がん研究センターの報告より)

国立がん研究センターは全国がんセンター協議会と協力し、加盟32施設の診断治療症例について部位別に「5年生存率」「10年生存率」を集計し一般公開しました。 今回の公表のポイントは -部位別5年生存率について、2010年から2012年に診断治療を行った148,226…

【書評・執筆】看護技術~コロナ禍のがん診療の現場で何が起きているか~

執筆しました メジカルフレンド社の『看護技術 2020年12月号』に「コロナ禍のがん診療の現場で何が起きているか」の題名で執筆いたしました。 内容は詳しくお伝えできませんが・・・ COVID-19流行下でがん診療の現場で起きている問題について、患者さんの立…

『肺癌診療ガイドライン』改訂

『肺癌診療ガイドライン 2020年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む』改訂 11月13日に肺癌学会にあわせて『肺癌診療ガイドライン』が改訂されました。 主な改訂ポイントとしましては ■新しいドライバー変異に「MET」が追加 ■「ニボルマブ+イピリムマブ併用療法…

第61回 日本肺癌学会学術集会 閉幕

第61回 日本肺癌学会学術集会 閉幕 先週11月12日~14日までの3日間、岡山で行われていた『日本肺癌学会学術集会』が無事閉幕致しました。 既治療非小細胞肺がんでのナブパクリタキセルのドセタキセルとの非劣性を示した『J-AXEL試験』、ニボルマブとイピリム…

学会参加費の元を取れるか!『第61回 日本肺癌学会学術集会』開幕!

『第61回 日本肺癌学会学術集会』開幕! 本日から3日間、岡山にて『第61回 日本肺癌学会学術集会』が開催されます。 現地とオンラインでのハイブリッド開催ですので、忙しい日常診療の合間でも、岡山が遠くても参加できる可能性がありますし、オンデマンドで…