書評
2022年度も1か月が過ぎました。 今年初めて医師や看護師になって医療現場に立った皆さまも少し慣れましたでしょうか? 呼吸器科をローテートしている先生方も専門研修で忙しい毎日を過ごしているのではないでしょうか? 呼吸器内科は肺がんに代表される悪性…
2021年 今年の1冊は『がんをデザインする』 今年4月20日、38歳で他界された『deleteC』代表理事であり QOLデザイナーでもある中島ナオさんの著書を ゆっくり読ませて頂きました。 1ページごとに心に突き刺さる言葉や写真のご本人は もうこの世に居ません。 …
『総合内科マニュアル』大幅リニューアル! 『総合内科病棟マニュアル』が大幅にリニューアルして帰ってきました。 「赤本」と呼ばれる「病棟業務の基礎」編に続き 「青本」と呼ばれる「疾患ごとの管理」編を手に入れました。 実際に2週間ほど、白衣のポッケ…
新連載!第2章を公開しました 先月から日本医事新報社さんと協力してnoteで連載を開始しています。 『肺癌診療のキホン-研修医が知っておきたい診療のリアルワールド-』 という題名で肺癌の病態、診断、治療のことなど かみ砕いて解説しています。 第1回目は…
新連載開始しました! 日本医事新報社と協力してnoteで連載を開始しました。 『肺癌診療のキホン-研修医が知っておきたい診療のリアルワールド-』 という題名で肺癌の病態、診断、治療のことなど かみ砕いて解説していきます。 内容は研修医でも理解できるレ…
新連載開始!『キュート先生が教える!肺癌診療のキホン』 ご報告です。 このたび、日本医事新報社さんと協力して noteで「肺がん」についての連載を開始します。 わたくしの肺がん診療の経験や知識が 多くの方の役に立つものと考えて企画しました。 題名は…
書評 『専門医が教える 新型コロナ・感染症の本当の話』 新型コロナの特徴や治療、最新の知見など、 日本を代表する感染症医 忽那賢志先生の考えを学ぶために秒で購入しました。 忽那 賢志 著 『専門医が教える 新型コロナ感染症の本当の話』 幻冬舎新書 忽…
『コロワくんの相談室』が本になりました! 新型コロナで困っている方が大勢いらっしゃるかと思います。 そんな中、ウイルスに対抗する手段としてワクチンが登場しました。 新しいワクチンであることや、多くの情報が飛び交っていることから、 ウイルスやワ…
絵本『ハルカと月の王子さま』 いつぞやのテレビ番組でX JAPANのTOSHIが曲をカバーしているのを聴いてから 音楽ユニット「YOASOBI」さんの曲をよく聴いています。 そのYOASOBIさんの楽曲『ハルカ』の原作小説が絵本になりました。 小説はあの鈴木おさむさん…
書評『新型コロナウイルス COVID-19 特講2021』 埼玉医科大学総合医療センター 総合診療内科・感染症科教授である岡秀昭先生の新刊。 昨年7月に出版された本書が、積み重なるエビデンスの数々と 多くの経験を踏まえて全面的に改訂されました。 ケアネットで…
最新の『肺癌診療ガイドライン 2020年版』発刊 1月18日に『肺癌診療ガイドライン 2020年版』が発刊されました。 今までにも何回か紹介しましたが、注目の改訂ポイントは ■新しいドライバー変異に「MET」が追加 ■「ニボルマブ+イピリムマブ併用療法」の「IOIO…
書評 優しさを感じられる本 スタンフォード大学で免疫学の研究を行う新妻耕太先生と奥様のLucy先生が、ゼロから「免疫」や「ウイルス」について学べるよう出版された本を隅々まで丁寧に読ませて頂きました。 読み終わった感想を一言で言わせて頂きますと、著…
書評 『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』 アメリカの国立衛生研究所NIHで研究されている免疫ウイルス学者で病理学の専門医でもあります「ばぶ先生」こと「峰宗太郎先生」の新刊『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』(日本経済新聞…
執筆しました メジカルフレンド社の『看護技術 2020年12月号』に「コロナ禍のがん診療の現場で何が起きているか」の題名で執筆いたしました。 内容は詳しくお伝えできませんが・・・ COVID-19流行下でがん診療の現場で起きている問題について、患者さんの立…
書評 『肺癌診療 虎の巻』 西日本がん研究機構WJOGから肺がん診療における実際の臨床でのプラクティス本として出版されました。 監修者である山本信之先生をはじめ、編集者・執筆者を見て頂ければわかる通り、現在の日本の肺がん診療を牽引する先生方が数多…
書評 東大病院放射線科 前田恵理子先生が編集された『ホスピタリスト 画像診断①胸部・縦隔編』を紹介したいと思います。 呼吸器内科医はほぼ毎日胸部X線やCTを見て肺がん、肺炎、呼吸不全など多くの呼吸器疾患の患者さんの診療に当たっています。 わたくし達…
【受診前に読んでおきたい指南書】けいゆう先生こと山本健人先生@keiyou30の新刊『患者の心得』を拝読しました。病院の受診は不安が多いですよね‥特にご高齢者が受診される際に知っておきたい注意やコツが先生のご経験を踏まえて分かりやすく解説されていま…
【これは読もう】『チームで取り組む 免疫チェックポイント阻害薬治療』著者の1人 おうちゃん先生@ouyamagu から紹介頂きました#中外医学社 pic.twitter.com/fgC6oECKsX — キュート先生呼吸器内科医 (@cutetanaka) 2019年10月26日 書評 現在、多くのがん種で…
書評 肺がんの薬物療法はこの10年で大きく進歩しています。多くの分子標的薬や免疫治療が開発され、ケモコンボと言われるような複合免疫療法が一般的に使用できるようになり、患者さんごとに最善の治療法を選択することになります。 逆にこの10年で治療法が…
日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣範之先生の『ダイヤモンドオンライン』の記事を4回にわたって紹介します。今回が最終回になります。 勝俣先生は国立がんセンター中央病院内科レジデントから同病院の薬物療法室長などを経て現職につかれている抗…
日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣範之先生の『ダイヤモンドオンライン』の記事を4回にわたって紹介します。今回は3回目になります。 勝俣先生は国立がんセンター中央病院内科レジデントから同病院の薬物療法室長などを経て現職に就かれている抗が…
日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣範之先生の『ダイヤモンドオンライン』の記事を4回にわたって紹介します。今回は2回目になります。 勝俣先生は国立がんセンター中央病院内科レジデントから同病院の薬物療法室長などを経て現職に就かれている抗が…
日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣範之先生の『ダイヤモンドオンライン』の記事を4回にわたって紹介します。 勝俣先生は国立がんセンター中央病院内科レジデントから同病院の薬物療法室長などを経て現職につかれている抗がん剤治療のパイオニアと…
【コロナのせい⁉️】コロナ禍では多くの人にとって大きなストレス下に置かれていることは間違いありません。内科医の國松先生の書かれた本が目に止まりました 『コロナのせいにしてみよう』いま生活が不自由なのは「コロナのせいだ」と誰しも思いましたよね↓A…
最近、世の中は「新型コロナウイルス」の話題で埋め尽くされていますが、正しい情報は皆さまのもとに届いていますでしょうか。 新型コロナウイルスの現在分かっている知識や感染対策、そしてウイルス拡大に伴う経済活動など多くの社会でウィズコロナでの活動…
【今日からこれを読もう】けいゆう先生@keiyou30 の新刊が届きました。病院や医者を上手く利用するための「医師のトリセツ」とも言うべき本書。患者さんが病院、医者、医療行為に抱く34の疑問や不安に対する具体的な解説。病院にかかる多くの方に読んで欲し…
【今日からこれを読もう】UCLA 津川友介先生@yusuke_tsugawa の著書『世界一わかりやすい医療政策の教科書』届きました。コロナ禍で日本の医療も変換点を迎えており、この機会に医療政策の本質について本気で学んでみたいと思います。心して拝読させて頂きま…
医療情報サイト『Oncology Tribune』に書評を寄稿しました。 書評 日本では国民病といわれる「がん」について学校教育で習うことはほとんどありません。そのため、がん患者さんもその家族も含めて、多くの人が「がん」に対する基本的な知識に乏しく、「トン…