キュート先生の『肺癌勉強会』

肺癌に関連するニュースや研究結果、日常臨床の実際などわかりやすく紹介

コロナ感染拡大下の現状での肺がん診療

状況は悪化し続けている

半年ほど前にこんな記事を書きました。

COVID-19の影響と課題の5つのポイントとして、

  1.  がん患者さんの受診機会の減少
  2.  医療者の感染防護具の不足
  3.  積極的治療の忌避
  4.  医療機関での面会制限
  5.  臨床試験遂行の困難

を挙げさせて頂きましたが、2の感染防護具は比較的在庫があるように思いますが、他の4項目は依然変わらない状況が続いております。

このような新型コロナウイルス感染拡大下でも肺がん診療は行われています

現在、肺がんと戦っている方にお伝えしたいことは

 -地域の感染状況をよく考え

 -ご自身のがんの状態をよく把握し

 -担当医の先生と現在の治療や今後の見通し

などについてよく話し合ってみて欲しいと思います。

わたくしの勤める病院でも毎日、中等症から重症までの新型コロナ感染症の症例が入院しており、コロナ以外の重症疾患も搬送されており、毎日全く休まる時間がない現状で肺がん診療を行っています。

また落ち着いたらこのブログも更新していきたいと思います。