キュート先生の『肺癌勉強会』

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【PICKs】コロナ禍での医療従事者の育成

『News Picks』にコメントしました。

コロナ禍での医療従事者の育成は深刻な問題

医学生や看護学生は「学生」の立場で医療現場に出て勉強します。現場に出ないまでも学生や指導教員で集まり、医療の場面を想定して実技を行うこともあります。

 

新型コロナウイルス感染症が蔓延している世の中では、そのような「実習」が制限されています。

 

これはかなり深刻な問題‥。

 

ただ単に感染防護具があるだけでは解決しない。

 

実習中ずっと防具を身につけているわけにはいかないし、病棟に学生がワサワサ居たら院内感染も気をつけなければいけない。現場で患者さんに協力頂いてお話聞いたり診察したりで近づく時間が長いとそれもお互いリスク‥。

 

これは学生だけでなく、研修医や若い医療スタッフ全てにも当てはまる問題で深刻‥。

 

感染防護具がないから、人数が多いと感染リスクだからという理由で、若い先生や学生は手術に入れない、見学もできない、検査にも立ち会えない、なんて問題が起こっているのは事実です。

 

多くの場面で「プラス感染対策」の意識が大事で、それは医療従事者の育成という観点からも例外ではないのです。

 

ブログ『肺癌勉強会』では『News Picks』でのコメントや気になる記事を気の向くままに取り上げたいと思います。