タバコに隠された9つの秘密
『新型タバコの本当のリスク』の著者であり、多くの学会でタバコ対策専門委員の1人である大阪国際がんセンター 田淵貴大先生に教えて頂きました。
紙巻きタバコには、タバコが吸いやすくなるような、依存性が自然に高められるような工夫が意図的になされています。
どのような秘密が隠されているのか、一緒に見て頂ければ幸いです。
①気管支の拡張
添加された化学物質が空気の通り道(気道)を広げ、タバコの煙が肺に入りやすくなっています。
②ニコチンの増量
タバコの依存性を高めるため、ニコチンの吸入量が増えるようにコントロールされています。
③フレーバー
タバコにハーブやチョコなどの味を加え、煙によるイガイガ感を隠すことで魅力的な製品に見せるように作られています。
④ニトロソアミン
タバコには非常に高い発がん性を持つニトロソアミンが含まれます。
⑤アンモニア
タバコにはアンモニアが含まれており、ニコチンが脳に届くスピードを高める働きをしています。
⑥メンソール
ノドを冷やし、麻痺させ、刺激を弱めるためにタバコにはメンソールが添加され、吸いやすくなっている。
⑦フィルター空気口
フィルターには空気口が開けられおり、喫煙者はより勢いよく煙を吸い込むようになり、肺の奥まで届くようになっている。
⑧砂糖とアセトアルデヒド
砂糖を加えることでタバコの煙を吸入しやすくなり、生成されたアセトアルデヒドはニコチンの依存性を高める。
⑨レブリン酸
ニコチンのキツさを和らげるため、添加された有機酸塩により刺激が少なくなり吸いやすくなっている。
タバコは喫煙者がタバコをたくさん、長い期間吸い続けられるように、計画的に作られています。
喫煙がタバコを吸う本人にとって悪いモノ
「タバコが喫煙者にとって悪いモノ」であることはよく知られています。
それはタバコを吸っている人が一番よく分かって吸っていらっしゃいます。
しかしながら周りにいる人が受ける悪影響を軽く考えていませんか?
喫煙は本人だけの問題ではなく、周りの方の健康被害、受動喫煙の害も理解し、煙のない社会を考えてみて下さい。
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